下痢性貝毒
検査項目 | 下痢性貝毒 |
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英名 | Shellfish toxin (laxative) |
別名 | 貝類における蓄積性毒物 |
分析方法 |
マウス試験 |
分析期間 | 14 営業日 |
検体必要量 | 200g以上(むき身相当量) |
料金 | 55,000 円 |
説明
◎ 下痢性貝毒とは
下痢性貝毒とは、貝類に蓄積される毒性物質のうち、汚染された貝類を
食すると下痢を伴う食中毒症状を生じる物質です。
具体的な毒性成分として、ディノフィシストキシン (dinophysistoxin,DTX)
オカダ酸 (okadaic acid,OA)、ペクテノトキシン群(PTX)などか確認されています。
わが国では、1970年代後半に、東北地方を中心に大規模な貝毒食中毒が発生して
問題となり、規制値が設定されました。
◎ 残留基準値
(食品衛生法より) | |
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食品名 | 基準値 |
貝類(可食部) | 0.05 MU/g |
※ MU(マウスユニット)・・・・貝およびフグ等様々な毒素の影響量に対する単位。
体重20グラムのマウスに毒性物質を腹腔投与した際、下痢性貝毒では24時間で
死亡させる毒の量が1MUと規定されている
その他食品の詳しい基準値については、どうぞお気軽にご相談ください。
◎ 担当より一言
貝類を食べてあたったという経験がある方は、ノロウィルス等の
細菌・ウイルス性が原因であることが多いですが、
貝毒による食中毒の可能性もゼロではありません。
貝毒は調理による加熱等で分解されない性質もありますので、ご注意ください。
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◎ 検体の送付方法等
・弊社検査の流れはこちらをご覧下さい→「検査の流れ 」
・検体は宅配便等で弊社までお送り下さい。送料はお客様負担となります。
・温度変化の影響を受けやすいものは、冷蔵指定でお願いいたします。
・検体必要量については、野菜、果物などの場合は
200g以上(無作為に選んでください)、加工製品などの
全体が均一な場合は100g以上となります。
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