異物検査(簡易検査-顕微鏡観察)
検査項目 | 異物検査(簡易検査-顕微鏡観察) |
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英名 | contamination inspection(simple test) |
分析方法 |
異物の種類による |
分析期間 | 4 営業日 |
料金 | 11,000 円 |
説明
◎ 異物検査(簡易検査)の内容
異物検査(簡易検査)は顕微鏡による目視検査を中心に、異物のおおまかな推定と
推定に基づいて簡易的な確認分析を行う事ができる検査プランです。
◎ 検査内容
◆ 顕微鏡観察
実態顕微鏡、光学顕微鏡、マイクロスコープ等を使用し異物の外形や
特性を見ます。異物検査の基本となる検査です。
◆ 細胞染色観察
動物性、植物性の異物だと判断される場合、ギムザ、サフラニン染色などで
選択的に部位を染色し、顕微鏡で観察することで推定の判断材料とします。
◆ 試薬反応試験
異物を強酸などの試薬に触れさせたときに起こる反応を見る試験です。
ヨウ素を用いるデンプン反応や、タンパク質などと反応するニンヒドリン反応、
異物の虫などが加熱済みかそうでないかを判断できるカタラーゼ反応など、
様々な試薬の反応による推定を行う事ができます。
◆ 燃焼試験
異物を燃焼させた際の反応を見る試験です。燃えやすさ、
燃える際の色、燃える際に煙が出るかどうか、臭いはあるかなど
総合的な反応から、プラスチックなどの異物を推定します。
◆ 外形判断(昆虫など)
虫などの異物の場合、どういった虫なのか同定する特別な知識が必要です。
特殊な例ですが、同じ蠅(ハエ)の異物であっても種類まで特定できれば
生息域や食物の特性から異物の混入経路が推定できる場合もあります。
◆ 毛髪確認試験
毛のようなものが混入していた場合、それが人間の毛なのか動物の毛なのか、
繊維なのかを推定する試験を行います。具体的にはスンブ法などを用いて、
表面の形状を観察したり、太さ、色、毛根の特徴などから総合的に判断します。
◆ カビ・細菌顕微鏡判断
カビや細菌を含む微生物が異物として疑われる場合、分離培養をおこなったり、
顕微鏡で胞子があるかなどの特性を観察することで、カビなのか、
微生物なのか、酵母なのか、おおまかな推定を行います。
◎ 担当者より
上記の検査が異物検査の基本となります。異物の内容から判断して必要な検査
のみを行いますので、希望の検査や異物についての有力な情報がありましたら、
併せてご相談、ご連絡を宜しくお願い致します。
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◎ 検体の送付方法等
・ 弊社検査の流れはこちらをご覧下さい→「検査の流れ 」
・ 検体は宅配便等で弊社までお送り下さい。送料はお客様負担となります。
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