ウイルス性出血性敗血症(VHS)

検査項目ウイルス性出血性敗血症(VHS)
英名Viral Hemorrhagic Septicemia
別名VHS
分析方法

PCR法

分析期間 10 営業日
検体必要量
料金6,600 円

説明

病原体はVHS ウイルスで、サケやタラ、ヒラメ、ニジマスなどに感染します。
外観症状は、体色の黒化、眼球突出、腹部のふくらみ、遊泳不活化などがあります。
ウイルスは腎臓、脾臓、脳、消化管に大量に存在しますが、糞や尿、生殖液中からも検出され、鰓から侵入すると考えらています。
死亡率は水温によって変化し、高水温期(15~18℃)よりも低水温期(1~5℃)の方が累積死亡率は高くなります。また、水温が変わりやすい春も多くなります。

こんな時にお使い下さい

低水温期に遊泳不活発や異常遊泳が見られるとき、眼球突出、腹部膨満、貧血、眼球・皮膚・鰓・鰭の基底部から出血が見られるとき

補足説明 & 担当より一言

死亡率が高い病気の一つです。
低水温期に発生するのも特徴の一つです。
有効な治療方はないため、早期発見と病魚の除去が大切になります。