【鳥インフルエンザ】ハエがウイルスの媒介に深く関係!?
九州大学教授らによる研究チームは、鳥インフルエンザウイルスの媒介にハエが深く関与している可能性が大きいことを学会で発表しました。
これまで鳥インフルエンザは、ねずみや野鳥などが媒介している可能性が高いとされていました。
研究チームは2022年12月、鳥インフルエンザが確認された鹿児島県出水市内の養鶏場近くの複数地点で、約1000匹のオオクロバエを採集・分析したところ、最も多い地点では約15%のハエが鳥インフルエンザウイルスを持っていたことが判明し、ウイルスは感染力を維持していたとのことです。
教授によると、オオクロバエは主に冬に活動し、2キロほど移動が可能であり、鶏舎周辺でもよく見られ、鶏もハエを食べる性質をもっているとのことです。
ハエが感染した野鳥のふんや死骸からウイルスを取り込み、媒介している可能性が高いとして、これまで警戒手薄であったハエの侵入を防ぐ対策を行い、効果を検証していきたいとしています。
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