【カビとカビ毒】式典のケーキにカビ 島根県
10月3日、島根県美郷町の合併20周年記念式典において、町が招待者に手土産として配ったケーキの一部にカビが生えていたことが判明しました。
町はケーキの廃棄を依頼し、健康被害は確認されていません。
町によると、カビが見つかったのは93個のうちの3個のケーキで、ケーキは美郷町内の業者が製造し、常温保存可能で賞味期限は10月20日であったとのことです。
食品中の生えるカビ と カビ毒
「カビ」は約10万種以上あるといわれ、さまざまな種類や色のものがあります。
下記が食品に生える主なカビとその色です。
・クラドスポリウム属(暗緑色~黒色)
・ペニシリウム属(青緑色)
・アスペルギウス属(黒・緑・黄など)
・フザリウム属(灰白色~深紅)
・ワレミア属(チョコレート色)
一方で、「カビ毒」はカビが作りだす代謝産物のうち、人や家畜の健康に悪影響を及ぼす化学物質のことです。
カビ毒は食品などに生えるカビと異なり見た目では分かりません。
しかし、カビ毒には自然界最強の発がん性物質とされる「アフラトキシン」などが存在します。
そのため、カビ毒を産生させないよう、食品や農作物にカビが生えないよう管理することが重要です。
カビ毒に関する動画
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