【食中毒】サルモネラ ビジネスホテルのバイキング 愛媛
10月4日、5日に愛媛県松山市のビジネスホテルのバイキングで食事をした53人が、下痢や腹痛などの症状を訴えました。
調査の結果、サルモネラ菌が検出され、患者に共通するのがホテルで提供された食事のみであったことから、食中毒と断定されました。
当該ホテルは15日から19日までの5日間、営業停止となっています。
サルモネラ菌は乾燥や低温には強く、冷凍しても不活化しない性質を持っていますが、酸や熱には弱い為、調理器具等の塩素殺菌や、70℃・1分以上の食材加熱が効果的です。卵の場合、養鶏場で産み落とされる際、母鶏の大便から卵の殻にサルモネラ菌がついており、数日後には殻を通って卵内に入りそこで増殖する場合もあります。
食肉の場合は飼料からサルモネラが移行し、家畜の腸内で増殖し、屠場で解体するときに食肉を広く汚染する場合があります。よって、卵や食肉に関わる製品や食材について微生物検査をする際にサルモネラ菌を検査することは重要です。
食品生産に関するコンサルティングはこちら
検便検査はこちら