【食中毒】サルモネラ 旅館の夕食 静岡伊豆
10月6日、静岡県伊豆市の旅館で食事をした男女19人が、腹痛や発熱などの症状を訴えました。食事では、合鴨ロース煮や刺身などが提供されていたとのことです。
調査の結果、患者の便からサルモネラ属菌が検出され、県は食中毒と断定し、旅館の調理部門に対し10月16日から当分の間営業禁止としました。
サルモネラ菌は乾燥や低温には強く、冷凍しても不活化しない性質を持っていますが、酸や熱には弱い為、調理器具等の塩素殺菌や、70℃・1分以上の食材加熱が効果的です。卵の場合、養鶏場で産み落とされる際、母鶏の大便から卵の殻にサルモネラ菌がついており、数日後には殻を通って卵内に入りそこで増殖する場合もあります。
食肉の場合は飼料からサルモネラが移行し、家畜の腸内で増殖し、屠場で解体するときに食肉を広く汚染する場合があります。よって、卵や食肉に関わる製品や食材について微生物検査をする際にサルモネラ菌を検査することは重要です。
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