【食中毒】カンピロバクター 社会福祉施設で調理の食事 長野
10月11日、長野県内の社会福祉施設で調理された料理を食べた80歳以上の利用者が2人が発熱や下痢などの症状を訴えました。
調査の結果、患者の便からカンピロバクターが検出され、施設が提供した食事を原因とする食中毒と断定されました。
患者は快方に向かっているとのことです。
カンピロバクターは家畜(牛・豚など)や家禽(鶏・うずら・七面鳥など)の腸管等で検出されることが多い細菌類で、食中毒の原因となることで有名な細菌類です。
カンピロバクターは乾燥に弱く、室温では次第に死滅していきますが、湿気があり、ある程度低温の冷蔵庫のような環境下では長期間生存することもある為、食品等の調理時はきちんと加熱調理して殺菌することが求められます。
人への感染は、カンピロバクターに汚染された食品・飲料水の摂取や、動物との接触によって起こります。
特に鶏肉からの感染が多く、そのほとんどが生や加熱不足の鶏肉を食べることによって発生しています。
カンピロバクターに感染した場合、以下のような症状が出るといわれています。
軽症 : 下痢、腹痛、おう吐、頭痛のような中枢神経症状
重症 : 手足の麻痺や顔面神経麻痺、呼吸困難(いわゆるギラン・バレー症候群)
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