【エムポックス】日本ワクチン承認 WHO
11月19日、世界保健機関(WHO)は、アフリカを中心に感染が拡大している「エムポックス」において、日本企業のワクチン緊急使用を承認したことを発表しました。
WHOによるエムポックスワクチンの承認は2例目となります。
エムポックスとは
エムポックス(サル痘)は、エムポックス(サル痘)ウイルスによるウイルス感染症です。
主に中央アフリカから西アフリカにかけて流行していましたが、2022年5月以降、欧米を中心に二次感染が考えられる症例が短期間に多く報告され、 ヒトからヒトへの感染が生じやすい可能性があることから、WHOは「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を2022年7月23日に宣言しました。
日本では、感染症法上の4類感染症に指定されているウイルス感染症です。感染経路について、感染経路は飛沫感染と接触感染とされています。
エムポックス症状
7~14日の潜伏期間を経て、発熱、強い頭痛、 リンパ節の腫れ、筋肉痛などが1~5日続き、その後顔や手のひら、足の裏に水ぶくれが出現し、 全身に広がります。
多くの場合は2~4週間持続し自然回復しますが、小児や患者の健康状態、合併症などにより重症化することがあります。