【サルモネラ】食中毒 社員寮食堂 茨城 神栖

5月19日、茨城県神栖市の社員寮食堂で提供された料理を食べた20~60代の男性28人が発熱や腹痛、下痢などの症状を訴えました。
食堂では、油淋鶏や味噌汁などが提供されていました。
調査の結果、患者13人と調理従事者1人からサルモネラ属菌が検出され、食中毒と断定されました。
食堂は12日夜から営業を自粛していますが、保健所は19日から食堂を営業禁止処分としました。

 

サルモネラ菌とは

サルモネラ菌は乾燥や低温には強く、冷凍しても不活化しない性質を持っていますが、酸や熱には弱い為、調理器具等の塩素殺菌や、70℃・1分以上の食材加熱が効果的です。
卵の場合、養鶏場で産み落とされる際、母鶏の大便から卵の殻にサルモネラ菌がついており、数日後には殻を通って卵内に入りそこで増殖する場合もあります。
食肉の場合は飼料からサルモネラが移行し、家畜の腸内で増殖し、屠場で解体するときに食肉を広く汚染する場合があります。
よって、卵や食肉に関わる製品や食材について微生物検査をする際にサルモネラ菌を検査することは重要です。

 

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