【レジオネラ属菌】大阪万博「ウォータープラザ」で基準値超の検出

6月4日、日本国際博覧会協会(万博協会)は、大阪・関西万博の「ウォータープラザ」から基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたことを発表しました。
大阪市保健所は噴水停止の助言をし、これを受けて4日開催予定だった水上ショーについて、急きょ公演が中止となりました。
また、5日と6日に予定されていた昼と夜の公演についてもを中止することとなりました。
万博協会は、ウォータープラザの水質改善を始めており、大阪市保健所と連携し水質のモニタリングをおこなうとしています。
 

レジオネラ属菌とは

レジオネラ症は、レジオネラ属菌という細菌によって引き起こされる感染症です。
レジオネラ属菌に汚染された水やエアロゾル(霧状の水)を、吸入することによって引き起こされます。
レジオネラ症の主な症状として、悪寒、高熱、全身倦怠感、頭痛、筋肉痛などが起こり、呼吸器症状として痰の少ない咳、少量の粘性痰、胸痛、呼吸困難などが現れます。
それら症状は日を追って重くなっていき、胸痛、水溶性下痢、意識障害、歩行障害を伴い死にいたる場合もあります。
レジオネラ属菌の潜伏期間は、通常1週間前後です。感染源として最も懸念されるのが入浴施設です。
過去には、レジオネラ症集団感染が起こり死亡者も出ており、大きな社会問題となりました。

 

食環境衛生研究所ではレジオネラ属菌検査を行っております。
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