【カンピロバクター】福岡県の焼鳥店 鳥刺や焼き鳥で食中毒
7月29日、福岡県筑前町の焼鳥店で食事をした20代の男女3人が下痢や腹痛、発熱などの症状を訴え、カンピロバクターによる食中毒と判明しました。
焼き鳥店では、焼き鳥や鳥刺などが提供されていたということです。
検査の結果、症状を訴えた3人の便からカンピロバクターが検出され、食中毒と断定されました。
3人とも快方に向かっており、重症者はいなかったということです。
焼き鳥店は28日と29日の2日間、営業停止処分となっています。
カンピロバクターは家畜(牛・豚など)や家禽(鶏・うずら・七面鳥など)の腸管等で検出されることが多い細菌類で、食中毒の原因となることで有名な細菌類です。
カンピロバクターは乾燥に弱く、室温では次第に死滅していきますが、湿気があり、ある程度低温の冷蔵庫のような環境下では長期間生存することもある為、食品等の調理時はきちんと加熱調理して殺菌することが求められます。
人への感染は、カンピロバクターに汚染された食品・飲料水の摂取や、動物との接触によって起こります。
特に鶏肉からの感染が多く、そのほとんどが生や加熱不足の鶏肉を食べることによって発生しています。
食環境衛生研究所では、カンピロバクター検査を行っております。
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