【カンピロバクター】北海道の旅館で集団食中毒

北海道の旅館で食中毒が発生しました。
中学校の生徒と教員15人が下痢や発熱、腹痛などの症状を訴え、うち2人が医療機関を受診、現在は回復傾向にあるということです。
 
保健所は、症状のある7人と施設で調理を担当していた2人の便からカンピロバクター属菌が検出されたことから、集団食中毒と断定しました。

 

カンピロバクターは家畜(牛・豚など)や家禽(鶏・うずら・七面鳥など)の腸管等で検出されることが多い細菌類で、食中毒の原因となることで有名な細菌類です。
カンピロバクターは乾燥に弱く、室温では次第に死滅していきますが、湿気があり、ある程度低温の冷蔵庫のような環境下では長期間生存することもある為、食品等の調理時はきちんと加熱調理して殺菌することが求められます。
人への感染は、カンピロバクターに汚染された食品・飲料水の摂取や、動物との接触によって起こります。
特に鶏肉からの感染が多く、そのほとんどが生や加熱不足の鶏肉を食べることによって発生しています。

 

食環境衛生研究所では、カンピロバクター検査を行っております。
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