【サルモネラ】奈良県の中華料理店で食中毒 8人が下痢など

奈良県の中華料理店で食中毒が発生し、13日から3日間の営業停止処分にしたと発表しました。
 
奈良県によると8月6日にこの店で食事をした3つのグループ計8人が、下痢、発熱、頭痛などを訴えたため、保健所が食中毒の疑いで調査しました。
 
その結果、症状を訴えた人からサルモネラ属菌が検出されたこと、症状を訴えた人に
共通する食事は、この店の食事以外ないことから食中毒と断定し、13日から3日間、営業停止を命じました。
 

サルモネラ菌とは

サルモネラ菌は乾燥や低温には強く、冷凍しても不活化しない性質を持っていますが、酸や熱には弱い為、調理器具等の塩素殺菌や、70℃・1分以上の食材加熱が効果的です。
卵の場合、養鶏場で産み落とされる際、母鶏の大便から卵の殻にサルモネラ菌がついており、数日後には殻を通って卵内に入りそこで増殖する場合もあります。
食肉の場合は飼料からサルモネラが移行し、家畜の腸内で増殖し、屠場で解体するときに食肉を広く汚染する場合があります。
よって、卵や食肉に関わる製品や食材について微生物検査をする際にサルモネラ菌を検査することは重要です。
 

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