エムポックス国内初感染 アフリカ渡航歴 神戸市内20代女性

9月16日、兵庫県神戸市は市内の医療機関を受診した20代女性のエムポックス(サル痘)「クレードⅠb」への感染が国内で初確認されたことを発表しました。
女性はアフリカへの渡航歴があり、アフリカで感染した可能性が高いとみられています。
女性は発疹や水疱、発熱などの症状がありましたが、快方に向かっているということです。
感染が確認された「クレードⅠb」型は、2023年以降にヒトからヒトの間で流行を繰り返していた型です。
厚生労働省は、海外渡航後に発疹や発熱などの症状が出た場合は、海外渡航歴を伝えたうえで医療機関に相談するよう呼びかけています。
 

エムポックスとは

エムポックス(サル痘)は、エムポックス(サル痘)ウイルスによるウイルス感染症です。
主に中央アフリカから西アフリカにかけて流行していましたが、2022年5月以降、欧米を中心に二次感染が考えられる症例が短期間に多く報告され、 ヒトからヒトへの感染が生じやすい可能性があることから、WHOは「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を2022年7月23日に宣言しました。
日本では、感染症法上の4類感染症に指定されているウイルス感染症です。感染経路について、感染経路は飛沫感染と接触感染とされています。

 

エムポックス症状

7~14日の潜伏期間を経て、発熱、強い頭痛、 リンパ節の腫れ、筋肉痛などが1~5日続き、その後顔や手のひら、足の裏に水ぶくれが出現し、 全身に広がります。
多くの場合は2~4週間持続し自然回復しますが、小児や患者の健康状態、合併症などにより重症化することがあります。
 

エムポックス(サル痘)PCR(ヒト)検査こちら

youtube