【梅毒】先天梅毒の注意と予防について
以前、梅毒の流行状況について掲載させて頂きました。
この度は、「先天梅毒」について紹介をさせていただきます。
先天梅毒とは
梅毒にかかった母体から、おなかの中の赤ちゃんに病原体が感染することをいいます。
死産や早産につながる危険性があり、生まれてくるこどもの神経や骨などに異常をきたすことがあります。さらに、生まれたときに症状がなくても、遅れて症状が出ることもあります。
※生後数か月以内に発疹や骨に異常が出ることがあるほか、数年後に目の炎症や難聴などの症状が出ることもあります。
先天梅毒が増えています
先天梅毒の年間報告数もこれまで20例前後であったが、2023年の報告数は37例(暫定値)に増加し、2024年では30例(暫定値)の届出がされている。
参照:日本の性感染症の発生動向令和7年8月7日
>>日本の性感染症の発生動向|厚生労働省HP
予防
- 梅毒感染妊婦に対しては、先天梅毒の予防として適切な抗菌薬治療(注射薬又は内服薬)を分娩4週間前までに完遂する。
- 梅毒感染妊婦に対しては、ベンジルペニシリンベンザチン筋注剤は高い予防効果が期待できる(内服薬は一定の頻度で予防失敗)。
- 女性の場合、ピルの服用があったとしても性交渉のときはコンドームを使用する。
- 不特定多数との性的接触は避ける。
- 無症状であっても定期的な検査を受けることと、またパートナーと一緒に検査をすること。
先天梅毒を予防するためには、予防と早期発見・早期治療が大切です。
弊社では、梅毒の検査キットがございます。
時間が無く、なかなか病院に行けない、病院にいくのは勇気が出ない、まずは簡易的に自宅でできる確認検査がしたい、といったご要望にお応えすることができます。
梅毒の検査や症状に関するコラム
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