【コラム】アスベスト|分解・無害化の定義 分解温度は無害化温度ではない!?
アスベスト無害化の定義
アスベストの無害化とは、アスベストを非石綿化・非繊維化することを言います。
非石綿化:アスベストをアスベスト以外の物質に変化させる。
非繊維化:アスベストを繊維状物質ではない状態にする。
アスベスト無害化の具体的手法
アスベストの分解温度と無害化温度
代表的なアスベストであるクリソタイル(白石綿)の分解温度は450~700℃であり、500℃程度の低温で加熱しただけでも脱水され、フォルステライトへと変化します。しかし、フォルステライトは繊維状物質であり、無害化されたわけではありません。