【PFAS汚染】家の水道水は大丈夫?全国で基準値超え多数

熊本県は11月27日、南関町内にある産業廃棄物最終処分場2施設の井戸水から、PFAS(有機フッ素化合物)が国が定める基準値を超えて検出されたことを発表しました。県は、調査結果が出るまで井戸水の飲用を控えるよう周辺住民に呼びかけています。
 
また、千葉県鎌ケ谷市は11月27日、10月までの調査で70か所の井戸から基準値を超えるPFASが検出されており、基準値を超えた井戸を70~80人が飲用として使用していた可能性があることを明らかにしました。

 

また、山口県岩国市は、アメリカ軍岩国基地(山口県岩国市)付近の水から基準値を超えるPFASが検出された問題を受け、市独自の調査を行うことを発表しました。また、これに伴い、11月26日に市民団体は、PFASの汚染源が基地である可能性が極めて高いとし、基地に隣接する水路や遊水池についても調査対象に加えるよう申し入れをおこなったとのことです。

 

このほか、岡山県吉備中央町では一部の浄水場で国が定める基準値の28倍にあたる高濃度のPFASが検出された問題を受け、11月25日から、住民ら約800人を対象に公費による血液検査を開始しました。公費による血液検査の実施は全国初となっています。

 

その他、全国において基準値を超えるPFASの検出が相次いでいます。
下記記事も合わせてご覧ください。
福島:下水道施設 PFOS指針値超えの検出
京都:浄水場から10km上流 国の基準値超えの検出
広島:米軍 PFAS含む泡消火剤の使用認める
沖縄:消火用水漏れ 基準値超えの検出
熊本:大学の井戸水 基準値超えの検出
香川:観音寺市 浄水場水源 目標値超えの検出
 

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