ウェスタンブロッティング
ウェスタンブロッティングとは、電気泳動によって分離したタンパク質を膜に転写し、任意のタンパク質に対する抗体でそのタンパク質の存在を検出する手法。ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)や2-メルカプトエタノールを加えたバッファーにタンパク質を溶解させ、タンパク質の立体構造を破壊し、これをSDS-PAGEにて展開し、ニトロセルロース膜やナイロン膜に転写する。この膜に対して免疫染色を行うことで、タンパク質を検出する。また特定のタンパクに対する抗体を反応させることにより、抗原性なども確認できる。使用するブロッキング剤の種類には、ウェスタンブロッティングでスキムミルク、フィッシュゼラチン、BSA、血清、界面活性剤、市販キットがある。<ウェスタンブロッティング攻略ガイドより抜粋>YK-N090602