2023/08/02食品微生物学的検査学校の集団給食や旅館の食事などにより大規模な発生例が多いです。家畜、家禽類、ペット類が感染源として重要です。また潜伏期間が長いため、原因食品が極めてつかみにくいです。市販の食肉、特に鶏肉を本菌が汚染している場合があります。したがって食肉製品や牛乳を中心に高温性カンピロバクターの検査を実施し、病原菌の汚染の有無を判定します。鶏肉では菌の汚染が高いため、定量的な検査による品質の評価も大切です。500個以上の微量の菌を摂取して発症するとの報告もあります。(T090814)