食品微生物学的検査
土壌、塵埃などの自然界に広く分布していることから、食品が汚染される機会も多く、特に穀類などの農産物から高率に分布される。さらに、本菌は耐熱性の芽胞を形成するために、煮沸などの過熱によっても完全に死滅させることが困難であるなど、食品の衛生管的品質管理上非常に厄介な菌です。古くから食品の腐敗菌として知られてきましたが、近年本菌が人に食中毒を起こすことが明らかにされ、我が国では行政的にも食中毒菌として認定されています。首相場は下痢型と嘔吐型に分類されてますが、現在のところ菌の産生するエンテロトキシンを肘眼発病機序などに不明な点が多いことから、本菌の食虫毒原生を調べる確実な検査法がありません。したがって、食品の種類に関係なく原料素材および製品について菌の定量的検査を実施して、禁漁の多少により衛生学的品質を評価することが必要です。(T090814)