堆肥化
①肥化初期:糖分解期。糖やアミノ酸などの易分解性物質が好気的に分解される。生育の早い糸状菌や好気性菌が主として活動し、呼吸熱により発熱が起こる。糸状菌は40℃を越すと生活ができなくなり、次は高い温度に強い放線菌などが増殖する。②堆肥化中期:繊維分解期。放線菌がセルロースやヘミセルロースを分解する。堆肥の温度は60℃以上になり、他の一般の微生物は活動できず、限られた種類の高温菌が働く。高温性好気性の放線菌がヘミセルロースをセルロースまで分解することにより酸素が消費され、続いて嫌気性のセルロース分解菌が働き、繊維質の分解が進みます。③堆肥化後期:リグニン分解期。堆肥の温度が下がってきて再び様々な菌が増えてくる。またトビムシやミミズも見られるようになる。<三重県農業技術情報システムホームページより抜粋>YK-N090806