培地

サルモネラの確認に使用する液体培地で、指示薬のブロモクレゾールパープルによって紫色を呈している。培地中にはブドウ糖が含まれていて、菌によってブドウ糖が分解されると酸が生成し、培地の色が黄色に変化する。一方、培地中にはブドウ糖以外にリジンも含まれており、その量はブドウ糖<リジンである。菌がリジンを脱炭酸できる酵素を持っていた場合、大量のアミンが生成されるためブドウ糖の分解によって生成した酸は中和され、培地はアルカリ性に傾く。培地がアルカリ性になると、培地の色は指示薬によって紫色に変化し、リジン脱炭酸(+)と判定される。培養温度と時間は37℃、18~24時間。(T090316)

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