泌乳開始

泌乳開始に重要な役割を持つホルモンはプロラクチンだが、このほか成長ホルモン・副腎皮質刺激ホルモン(または副腎皮質ホルモン)・胎盤性ラクトゲンなどとの共同作用(乳汁分泌開始ホルモン群)によって引き起こされる。牛では分娩の数週間前に乳腺はほぼ完成し、乳汁も分泌されるが、多量の泌乳が開始するのは分娩後である。これは妊娠中に優勢な黄体ホルモンが乳汁分泌ホルモン群の作用を抑え乳汁分泌を抑制しているが、分娩と同時に黄体ホルモンの分泌が低下するためこの抑制がとけ、急激な乳汁分泌が起こると考えられる。<獣医学大辞典より抜粋>F110509

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