皮膚移植

家畜における不慮の創傷、特に下肢の広範な肉芽腫性損傷の治療に有効な手段となる。恵皮者と被植皮者とが同一個体である場合を自家植皮というが、現在は実験的な場合を除いてこの方法が用いられる。我が国の家畜に対する皮膚移植はまだ一般的ではない。患畜を全身麻酔下で横臥保定とし、移植床消毒後、移植片を0.5mmの厚さに採取し創縁に縫合する。術後は滅菌パラフィンガーゼで覆い弾性包帯を施す。<獣医学大辞典より抜粋>F110516

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