豚病気

豚の日本脳炎は、フラビウイルス科フラビウイルス属に分類される日本脳炎ウイルス(JEV)を病原体とし、繁殖豚の死流産と種雄豚の造精機能障害を主徴とする疾病である。JEVは、発育鶏卵の漿尿膜で増殖し、また、哺乳マウスの脳組織で最もよく増殖し、感染マウスは死亡するため、哺乳マウスの脳内接種法はJEVの最も鋭敏なウイルスの検出法として広く用いられる。JEVの宿主域は広く、哺乳類から鳥類、爬虫類に至るすべての動物種に感染するが、そのほとんどは不顕性感染である。一般の豚では、臨床症状をほとんど示すことはないが、妊娠豚が感染すると高率に死流産がおこる。<豚病学より抜粋>KM-N090501

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