2023/08/02牛伝染性膿疱性外陰膣炎牛ヘルペスウイルス1の感染によって起こる牛の急性熱性伝染病で、ウイルスが外陰部に感染して起こる。外陰部は発赤腫脹し、膣粘膜は充血して、ときには灰黄色粟粒大の膿疱が散発し、多量の粘液膿様慘出物が膣内にみられる。重症例では膣粘膜は偽膜で覆われ、潰瘍の形成がみられ、局所のリンパ節は腫脹する。病牛は疼痛のため尾根部を高く保持し、排尿が頻繁である。妊娠牛では流産がみられる。<獣医学大辞典より抜粋>N090216