子牛下痢症

幼齢期にみられる急性あるいは慢性下痢の総称で、種々のウイルスおよび細菌がこれに関与する。アデノ・コロナ・ロタ・パルボ・エンテロウイルスの単独あるいは混合感染により発病する。細菌性下痢としてはサルモネラによるものが重要で、また大腸菌による下痢は子牛白痢といわれる。誘因として、初乳の摂取不足、輸送や環境変化によるストレス、畜舎の不衛生などが考えられ、症状は下痢と脱水が主徴で、下痢は水様便、白痢便、粘血便など病例ごとに多様である。<獣医学大辞典より抜粋>N090309

youtube