食品微生物学的検査

黄色ブドウ球菌は人の手先、鼻前底、頭髪、体表などに分布するし、手指などの化濃巣の原因菌であります。また、自然環境に抵抗性が強い細菌であるので河川などにも生存していますし、魚介類も汚染を受けており、あらゆる食品が本菌で汚染される危険性が高いです。代表的な毒素型食中毒菌で、黄色ブドウ球菌の増殖に伴って食品中に産生されたエンテロトキシンによって人が食中毒を起こします。特定な食品に限らず、あらゆる食品に汚染しており、酸性食品や低水分活性の食品以外のほとんどの食品内で増殖できます。したがって、食品の種類に関係なく、原材料や調理食品あるいは加工食品を対象に、定量的検査を実施して、菌の多少により品質を評価します。(T090814)

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