精巣下降

精巣の原基は腰椎の腹側位で発生するが、胎子の成長に伴って下降し、鼠径管を通って陰嚢内に入る。この下降は造精機狽ロ持するために精巣温度を体温より低く保つのに重要な意義がある。下降が完了する時期は反芻家畜がもっともはやく、牛で胎生5か月目、豚では出生前後に、馬と犬では出生後に終了する。出生後も精巣が腹腔内、鼠径部、下腹部皮下などにとどまるものを陰睾という。<獣医学大辞典より抜粋>N090601

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