ウイルスの表面には赤血球凝集(HA)活性を持つHN蛋白と膜融合活性を持つF蛋白の2種類の糖蛋白質が存在しており、そのうちF蛋白は鶏への病原性に深く関与しており、分子生物学的にその開裂部位のアミノ酸配列が重要であることが知られている。NDウイルスは発育鶏卵の漿尿膜でよく増殖し、その尿膜腔液はHA性陽性となる。また、鶏をはじめウサギ、豚、子牛の腎臓由来培養細胞やBHK-21、Helaなど多くの種類の細胞で融合性の細胞変性効果(CPE)を伴い増殖する。<鳥の病気(鶏病研究会編)より抜粋>O-N090806

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