鳥疾病

感染鶏の糞便中に排泄されるオーシストから感染するため、オーシストの拡散を極力排除するための良好な衛生管理が必要になります。空舎期間が十分取れる場合は、消毒と乾燥を3回程行えると良い。また飼育期間中は当然踏込槽を設置するが、空舎期間中も設置したほうが良い。オーシストは環境の変化や消毒剤に強い抵抗を示すため、消毒対策の他に抗コクシジウム剤を使用し疾病の発生を予防します。ただし、抗コクシジウム剤は採卵鶏で10週齢まで、ブロイラーは出荷前7日までしか使用できません。また、無薬飼育鶏では抗コクシジウム剤自体を使用できません。オーシストは熱に弱いため、鶏舎を熱湯で加熱消毒するのが最も有効的ですが、大規模な鶏舎では対応が困難になります。近年では生ワクチンを使用するのが一般的です。O-N090703

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