鶏病気

アデノウイルス科のグループⅢトリアデノウイルスに属するウイルスによって起こる卵殻形成不全卵の産出を伴った産卵低下を主徴とする伝染病。 臨床症状は軽度あるいは皆無で、軽い下痢が認められる程度であり、呼吸器症状および死亡例は認められない。発症群では突然産卵率が低下し始め、2~3週間で最低となる。産卵低下の期間は、通常3~8週間でV字型の一過性の産卵低下を示す場合が多い。産卵低下時には、無殻卵、薄殻卵、破卵および退色卵などの卵殻形成が不十分な異常卵が多くみられるが、卵黄や卵白には異常は認められない。<鶏病研究会編より抜粋>KK-N090501

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