2023/08/02皮膚生検法咽頭糸状虫・沖縄糸状虫などの糸状虫は皮膚組織に寄生し湿疹様の病変を作り、ここにミクロフィラリアを産出する。このような皮膚病の確実な診断には虫体を検出することによらなければならない。この目的で生きている皮膚を採取することを皮膚生検法という。通常、真皮層に達する大豆大の皮膚を採取し、薄切後37℃の生理食塩水中に浸漬し、組織内の虫体を水中へ遊出させる。<獣医学大辞典より抜粋>F110516