リステリア
乳、食肉など様々な食品が汚染されることで食中毒を起こします。その汚染源、経路は良く分かっていませんが、諸外国では調理済加工食品を媒介したリステリア症が多数報告されています。<特徴>家畜、野生動物、魚類、河川、下水、飼料など自然界に広く分布。4 ℃以下の低温でも増殖可煤B65 ℃、数分の加熱で死滅。ナチュラルチーズ、食肉、野菜サラダ、刺身などを汚染。<食中毒症状>潜伏期間は24 時間から数週間と幅が広い。主症状は倦怠感、弱い発熱を伴うインフルエンザ様症状。妊婦、乳幼児、高齢者では、感染すると髄膜炎や敗血症、流産などを起こし、死に至る場合もある。<過去の食中毒原因食品>わが国では、食中毒統計上、本菌が食中毒の原因として報告された事例はないが、欧米では多数報告されている。未殺菌牛乳、ナチュラルチーズ、野菜、食肉、ホットドックなど。<対策>生肉、未殺菌乳を原料とするナチュラルチーズなどをできるだけ避け、冷蔵庫を過信しない。g090210