レンサ球菌

腸管内に常在菌として存在するレンサ球菌には腸球菌(Enterococcus属)のほか、Streptococcus intestinalis、S.hyointestinalisなどがあげられる。これらの常在菌は一般に豚に対して起病性がないものとして理解されている。豚に病原性を示すレンサ球菌として代表的なものは、髄膜炎、敗血症、心内膜炎などをひきおこすS.suis、頚部膿瘍あるいはリンパ節炎などをひきおこすS.porcinus、さらに近年まで”S.equisimilis”と称されていたS.dysgalactiae subsp. dysgalactiaeは豚に敗血症、心内膜炎、流産などをひきおこす。<豚病学より抜粋>O-N100507

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