レンサ球菌リンパ節炎(Streptococcus porcinus 病) SLS

豚のレンサ球菌リンパ節炎 streptococcic lymphadenitis of swine : SLS は頚部膿瘍jowl abscess、頚部リンパ節炎 cervical lymphadenitis として知られており、その発生は米国にのみ限られ、ヨーロッパ諸国およびわが国での発生報告はない。米国ではと畜場で廃棄処分となるため経済的損失の著しい疾病として注目されている。E群レンサ球菌を扁桃あるいはパイエル板に保菌している保菌豚が餌、水、土壌を汚染あるいは糞便中に排菌することにより、感受性豚に感染を広げることが明らかにされている。通常離乳豚から出荷日齢の豚にまで幅広く認められ、ときとして哺乳子豚あるいは母豚に認められることもあ。本菌で汚染された農場では毎年のように流行が繰り返される。<豚病学より抜粋>O-N100816

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