牛白血病ウイルス(BLV)定量検査
検査項目 | 牛白血病ウイルス(BLV)定量検査 |
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英名 | Bovine leukemia virus |
別名 | 牛白血病 |
分析方法 | リアルタイムPCR法 |
分析期間 | 5~7 営業日 |
検体必要量 | 血清 400μL |
料金 | 8,800 円 |
説明
ウイルス感染による地方病性白血病(EBL)と、ウイルス感染の関与が確認されていない散発性白血病(SBL)の総称です。
SBLはさらに子牛型、胸腺型、皮膚型に分類されるが、いずれもウイルスの関与はなく原因不明と考えられています。
BLVは牛のBリンパ球に感染するため、感染牛の血液、乳汁が感染源となります。
主な感染経路として、アブなどの吸血昆虫による機械伝播、去勢、除角、直腸検査などの出血を伴う医療行為による水平伝播、胎内感染や経乳感染が挙げられます。
リンパ腫であり、体表リンパ節や直腸検査による骨盤腔内の腫瘤の触知などにより診断可能ですが、PCRによるウイルスの検出も有用です。
牛白血病(BLV)定量検査について
牛におけるBLVのウイルス排泄量がどのくらいあるか確認することができる検査になります。
BLVは牛白血病ウイルス感染による悪性B型リンパ腫です。近年国内外で感染牛が増加しており畜産界に寛大な被害を与えています。感染した牛はキャリアーとなり体内からウイルスが排除されることなく持続感染し、発症するとウイルスを体外に排泄され感染源となります。
BLVについての詳細説明→「BLV(牛白血病)とは」」
補足説明
検査実施の際にはクエン酸入りまたはEDTA入りの真空採血管に血液をとっていただく必要があります。
検査には全血液量とし2mL以上が必要です。
郵送は「冷蔵」でよろしくお願いいたします。
食環境衛生研究所では、畜産分野の総合コンサルティングを行っております。病状やこういった現象があるなど疑問点をご連絡いただければ、弊社スタッフがお客様の疑問点、問題点からの無駄のない検査、的確な飼養管理及び環境改善の提案をアドバイスさせていただきます。
又、弊社には常駐の獣医師が多数在籍していますので、疾病に関するすべての相談事、ワクチン接種プログラムの作成や指導など、ご希望に沿ったご提案をさせていただきます。
動物に関する疑問・質問等を含め、どうぞお気軽にお問い合わせください。
×禁則事項×
ヘパリン入り真空採血管の使用しないでください。
常温や冷凍での検体郵送は行わないでください。検査不可となります。