【カビ毒】デオキシニバレノール 千葉県 かやきせんべいから検出 

12月15日、千葉県柏市は市内の小中学校6校で11月に提供された給食食材「かやきせんべい」の原料から、食品衛生法の基準値を超えるカビ毒が検出されたと発表しました。

市によると、納入業者が11月に原料の小麦からのカビ毒検出を発表しており、検出されたカビ毒はデオキシニバレノールです。

せんべい汁は11月9日~20日の間に、6校で各1回ずつ提供されていました。

市ではすでにこの業者からの納入を停止しています。

 

デオキシニバレノール(DON)とは、主にフザリウム属(アカカビ)の一部のかびが生産するタイプBトリコテセン類に属するかび毒で、とうもろこしや麦類のデオキシニバレノール汚染は世界的に問題となっています。
赤かび病の病原菌であるGibberella zeaeの無性胞子を形成する不完全時代のFusarium graminearum、Fusarium culmorum などにより産生されるかび毒です。
人や家畜に対する中毒症状としては、食欲減退、嘔吐、胃腸炎、下痢など消化器系への症状や、免疫機能の抑制等が知られており、発がん性を有するとの報告もあります。
過去には国内で流通する小麦が高濃度汚染されていた事から、小麦に含有するDONの基準値が設定されました。

 

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