【コラム】標準予防策と感染経路別予防策|病院内の感染対策をご家庭でも!

皆さんは標準予防策(スタンダードプリコーション)や感染経路別予防策という言葉を聞いたことがありますか?医療従事者の方には聞きなれた単語かと思います。感染対策に関する専門的な用語ですが、医療従事者ではない方も知ることによって、より感染対策に役立つかと思います。それではどんなものなのか確認していきましょう。
 

標準予防策

標準予防策とは、感染の有無にかかわらず汗以外の体液・血液・排泄物・創傷のある皮膚・粘膜などは全て感染性のあるものとみなし、患者と医療従事者双方の感染の可能性を減らすことを目的とした予防策のことです。標準予防策は別名「スタンダードプリコーション」とも呼ばれ、1996年にCDC(米国疾病予防管理センター)が提唱したガイドラインのことを指します。標準予防策が提唱される以前より病院内の感染対策のガイドラインとして、1985年に普遍的予防策(ユニバーサルプリコーション)が提唱されていますが、こちらは当時流行していたHIVの医療従事者への感染防止を目的としたものです。この普遍的予防策を整理・修正して、今日の標準予防策となっています。
 

感染経路別予防策

また、感染対策の基本として「感染経路別予防策」というものもあります。
 

続きはこちら

 
 

youtube