【食中毒】サルモネラ 認定こども園 長野
先月、長野県小諸市の認定こども園で、サルモネラ属菌による集団食中毒が発生していたことが判明しました。
県によると、10月28日と29日に園で調理された給食を食べた園児28人、職員4人の計32人が下痢や発熱、腹痛などの症状を訴え、患者などの便からサルモネラ属菌が検出されました。
サルモネラ食中毒の原因となることが多い、卵や鶏肉は提供されていなかったとのことです。
患者らは全員快方に向かっているということです。
サルモネラ菌は乾燥や低温には強く、冷凍しても不活化しない性質を持っていますが、酸や熱には弱い為、調理器具等の塩素殺菌や、70℃・1分以上の食材加熱が効果的です。卵の場合、養鶏場で産み落とされる際、母鶏の大便から卵の殻にサルモネラ菌がついており、数日後には殻を通って卵内に入りそこで増殖する場合もあります。
食肉の場合は飼料からサルモネラが移行し、家畜の腸内で増殖し、屠場で解体するときに食肉を広く汚染する場合があります。よって、卵や食肉に関わる製品や食材について微生物検査をする際にサルモネラ菌を検査することは重要です。