【食の安全】カメムシ大量発生 国吉りんご被害 富山

カメムシ大量発生の影響で、富山県富岡市国吉地区の特産品「国吉りんご」が被害を受けています。
カメムシによってりんごの果汁や吸い取られることで、変色や奇形など商品としての価値が低下してしまいます。
国吉りんごの被害は、全体の5割に達するとみられるとのことです。

▷農林水産省:果樹類のカメムシ等の被害にご注意ください!

 

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2024年は「カメムシ」が大量発生

カメムシは、一般的に害虫とされ、カメの甲羅のような硬い体をもち、悪臭を放出します。
2024年は春ごろからは多くの地域で「カメムシ注意報」が発表され、8月中旬時点では53件となりました。
また、注意報よりも警戒が必要な「カメムシ警報」が愛媛、広島、鳥取の3県で発表されました。
これは過去10年では最も多い数字となっており、2024年のカメムシ大量発生がうかがえます。
 

「カメムシ」大量発生の原因は

カメムシにとって、スギやヒノキの球果は一番のエサとなるため、球果の量が多ければ多いほどカメムシは増殖しやすくなります。そのためスギやヒノキの花粉が多く飛んだ年の翌年は、カメムシが大量に発生しやすい傾向があります。
昨年の夏の気候は、スギやヒノキの球果が豊作になる条件に適しており、球果を食べ物とするカメムシの大量発生につながっていると考えられます。

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