【ヒスタミン】食中毒 給食のカジキ 長野

12月4日、長野県白馬村の村立小中学校3校の給食で提供されたカジキのフライから、ヒスタミンが検出されたことが判明しました。
カジキを食べた児童が、発疹や頭痛などのアレルギー反応に似た症状を訴えたとのことです。
給食で提供されたカジキからはヒスタミンが検出され、ヒスタミンを原因とする食中毒と断定されました。
カジキのフライは村学校給食センターが調理したもので、症状を訴えた児童らは全員が快方に向かっているとのことです。

 

ヒスタミンを大量に含む食品を食べることにより、食べてた直後から数時間の間に舌や顔面の腫れ、頭痛、腹痛、めまい、湿疹、おう吐、下痢、などの症状がでてしまうことがあります。
食品の中にアミノ酸の一種であるヒスチジンが多く含まれていると、ヒスタミンを生産する菌がヒスチジンをヒスタミンに変えてしまい、この症状がでてしまいます。これらの菌の中には、0度でも増殖するものもあります。これらの菌により発酵食品、熟成チーズ、ワイン、鮮度の落ちた魚(白身より赤身の魚)に蓄積されて食中毒の原因となります。
加熱調理しても分解しないため、一度ヒスタミンができてしまうと、煮ても焼いても減ることはありません。食品中に蓄積されても外見の変化や腐敗臭はありません。
 
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