【PFAS】航空自衛隊岐阜基地 目標値超えの検出 岐阜
岐阜県の航空自衛隊岐阜基地にある井戸2か所から、発がん性が指摘されるPFAS(有機フッ素化合物)が、国の暫定目標値を超えて検出されていたことが判明しました。
航空自衛隊岐阜基地のある各務原市では去年、市内の半数ほどをまかなう水道水の水源から、PFASが国の暫定目標値を超えて検出されたことを受け、年に一度、市内95か所の井戸の水質調査をおこなっています。
その水質調査の結果から、当該基地にある2か所の井戸で、暫定目標値超えのPFASが検出されたことが判明したとのことです。
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PFASとは
有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS(ピーファス)」と呼び、多種類の物質があるとされています。
PFAS(ピーファス)の中でも、PFOS(ピーフォス)(ペルフルオロオクタンスルホン酸)およびPFOA(ピーフォア)(ペルフルオロオクタン酸)は幅広い用途で使用されています。
PFASによる人体への影響
人においてはコレステロール値の上昇や発がん、免疫系統と関連が報告されています。しかし、どのくらい入ると影響が出るのかは解明されておりません。
国際がん研究機関(IARC)では、PFOA(ピーフォア)を「ヒトに対して発がん性がある(グループ1)」、PFOS(ピーフォス)を「ヒトに対して発がん性がある可能性がある(グループ2B)」と評価しています。
分解されにくく、蓄積されやすい性質から人体に入ることで、体内に長期に渡り残留し、健康リスクを引き起こす可能性があることからも調査が進められています。
上記より、暫定目標値の取扱いについて、専門家による検討を進めている段階です。
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