【カビとカビ毒】生くずきりからカビ状のもの 自主回収 徳島
3月8日、徳島県は阿南市の食品会社がスーパーで販売した生くずきりの袋から、カビのようなものが見つかったことを発表しました。
徳島市内の店で商品を購入した客が、商品にカビ状のものが混入していることに気づき保健所に届け、発覚しました。
2024年4月から2025年3月までの間に、徳島市などの16のスーパーで販売された、200g入り計約1800袋を自主回収するとしています。
同社は2024年4月以降に製造し、賞味期限が2025年3月末~2026年2月末の商品の回収をおこなうとともに、混入物や原因を調査するとしています。
食品中の生えるカビ と カビ毒
「カビ」は約10万種以上あるといわれ、さまざまな種類や色のものがあります。
下記が食品に生える主なカビとその色です。
・クラドスポリウム属(暗緑色~黒色)
・ペニシリウム属(青緑色)
・アスペルギウス属(黒・緑・黄など)
・フザリウム属(灰白色~深紅)
・ワレミア属(チョコレート色)
一方で、「カビ毒」はカビが作りだす代謝産物のうち、人や家畜の健康に悪影響を及ぼす化学物質のことです。
カビ毒は食品などに生えるカビと異なり見た目では分かりません。
しかし、カビ毒には自然界最強の発がん性物質とされる「アフラトキシン」などが存在します。
そのため、カビ毒を産生させないよう、食品や農作物にカビが生えないよう管理することが重要です。
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