【カンピロバクター】レア鶏チャーシューで食中毒 神戸市
6月7日、神戸市のラーメン店で提供された鶏チャーシューが入ったラーメンを食べた20~40歳代の男女8人が下痢や発熱などの症状を訴えました。
鶏チャーシューが十分に加熱されておらず、レアな状態で提供されていたということです。
症状を訴える人のなかには、1日10回以上トイレに行く状態になった人もいました。
患者8人が共通して食べていたのが鶏チャーシュー入りのラーメンであったことから、これらを原因とする食中毒と断定されました。
患者らは全員快方に向かっているということです。
カンピロバクターは家畜(牛・豚など)や家禽(鶏・うずら・七面鳥など)の腸管等で検出されることが多い細菌類で、食中毒の原因となることで有名な細菌類です。
カンピロバクターは乾燥に弱く、室温では次第に死滅していきますが、湿気があり、ある程度低温の冷蔵庫のような環境下では長期間生存することもある為、食品等の調理時はきちんと加熱調理して殺菌することが求められます。
人への感染は、カンピロバクターに汚染された食品・飲料水の摂取や、動物との接触によって起こります。
特に鶏肉からの感染が多く、そのほとんどが生や加熱不足の鶏肉を食べることによって発生しています。
食環境衛生研究所では、カンピロバクター検査を行っております。
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