マダニ感染症SFTS あぶらとり紙で猫への感染が検査可能に 宮崎大などが研究

マダニが媒介する感染症SFTS(重症熱性血小板減少症候群)について、宮崎大学などの研究チームがあぶらとり紙を使って猫への感染を簡単に検査できるという研究結果を発表しました。
研究では、猫の耳の皮脂を、フィルム製のあぶらとり紙で採取し、その皮脂に含まれる遺伝子、RNAを利用してSFTSウイルスや猫エイズウイルスを検出することに成功したということです。
この検査は採血が不要なため、飼い主が自宅で検体を採取でき、猫への負担を減らすことができます。
さらに、獣医師への感染や怪我のリスクを軽減するメリットも期待されています。
 
宮崎県内のSFTS感染者数は、累計119人で全国最多となっています。
県内では、今年に入りSFTSへの感染が2人確認されており、うち1人が死亡しています。
ヒトへのSFTS感染は、SFTSに感染した猫や犬といったペットとの接触により起こった事例も報告されています。

 
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SFTS予防策

 

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