移行抗体

母獣から胎子や新生子に伝達される抗体で、母子免疫機能が動物種によって異なり、経胎盤性の免疫グロブリンの移行と、出生後、初乳を介して免疫グロブリンが移行する胎外移行などがある。初乳中には摂取後新生子の粘膜表面を保護し、主として局所免疫に働く免疫グロブリンA(IgA)と、腸管から吸収され、血清抗体として全身感染に対して働く免疫グロブリンG(IgG)が含まれる。鳥類では卵黄を介して主にIgGが移行する。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

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