ハエ

“2対の翅”を意味する双翅目に属する昆虫。実際にはハエは飛翔用の翅を1対しか持っていないが、翅の後部には1対のコブ状の構造 (平均棍と呼ばれる)があり、これは飛翔中にバランスをとるための器官となっている。ハエは完全変態を行う昆虫で、ライフサイクル(卵~成虫)は卵・幼虫(蛆)・蛹・成虫の4つの段階から成り立っている。畜産施設で発生するハエには、イエバエ科、クロバエ科、ミズアブ科及びハナアブ科に属する種が含まれている。ハエの数は、非生物的要因 (温度、繁殖場所の水分、湿度のような環境要因 )と生物的要因 (寄生昆虫、捕食生物、病原菌を含む天敵)によって決定される。KT-N090602