ビスフェノールA

プラスチックのポリカーボネートや食品缶詰の腐食を防ぐために使われる塗装剤のエポキシ樹脂の原料として用いられています。これらの樹脂にはビスフェノールAが微量に残留していることから、食品衛生法では、ポリカーボネット製容器等に2.5ppm以下の溶出試験規格を設定しています。しかし、近年、動物の胎児や子供に対し、極めて低用量の曝露による神経や性周期などへの影響(内分秘かく乱)を示唆する知見が報告されており、現在、欧米諸国で再評価が行われているところです。食品安全委員会においても厚生労働省からリスク評価の要請(平成20年7月)があり、審議を行われています。G090217

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